第44代会長 渡邉 義行
未来に広がる奉仕の輪
 「奉仕こそライオンズクラブの命」であり、私たちはその活動を通してよき友人を得、自己の人間性を高めることで家族や事業の繁栄と安定を図らんとしています。
 当クラブは創設以来40年余、一貫してライオンズ精神に則った運営方法を堅持し、他クラブの範となってきました。そして近年は、多くの若いメンバーが加わり、活躍しています。
 ライオンズの魅力は違う年代の人と同じ立場で利害関係なく話ができることです。ともすれば親子ほどの年齢差の者が一緒に酒を飲み行動を共にするわけですからお互いに勉強になります。いつもの気の合った者同士の付き合いでは得られないものがあります。私はこの友情の輪はもっと確かなものになり、楽しいものになってゆかねばならないと思います。
 また、企業も人も変化を怠ると時代に取り残されるといいますが、ライオンズとて例外ではありません。活動に臨むスタンスは各人いろいろあってよいと思います。重要なのは「基本」をきっちりと守ること、これはすべてに共通することです。
 そこで私は、運営方法やアクティビティについては諸先輩ライオンが築き上げてきたライオンズ精神をきちんと受け継ぎつつ、その方法については柔軟に対応してゆきたいと考えております。
 いつのころからか失われてしまったこの国特有の隣人関係、他人ごとではない親子関係の希薄さに起因する諸問題や、勝ち組・負け組みなどとうわべだけの評価で物事を判断してしまおうとする風潮など、以前に比べるとかなり棲みにくい日本になってしまいました。
とりわけ、これからの日本を背負う青少年のおかれた環境には憂うべきものが多くあります。未曾有の経済危機に見舞われている今日、これらのことも将来への不安の高まりに拍車をかけ、言いようのない閉塞感が漂っています。
 「青少年の育成」は、間口が広く複雑で奥の深いテーマですが、できることには積極的に取り組んでゆくことこそライオンズに与えられた使命だと思います。
 わがクラブにはいくつかの事業委員会がありますが、これからの時代を担う青少年の健全な育成を目指すという面では共通したものがあります。複数の委員会がタイアップして市民を巻き込んだ活動に重点的に取り組んでゆきたいと思います。

 我々のアクティビティは一つ一つは小さなものですが、その姿を見せることでまさに奉仕が奉仕を生むことになり、やがて大きく広がってゆくことでしょう。
そこで今年度の会長モットーは
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「未来に広がる奉仕の輪」
とします。